NPO法人犬と猫のためのライフボート~手を伸ばせば救えるいのちがある~

2015年4月19日日曜日

TOEFL iBTを初めて受験する人のための当日の詳細手順(自分用備忘録として)




ひょんな理由から、TOEFL iBTなるテストを受けることになり。

年がら、忘れっぽくなっているので、実際、どんな具合で試験を受けたか、備忘録的に書き残してみる。

私が最後にうけたTOEFLは1998年だったかなぁ。600点とか目指して。
とても難しくて、言語の壁は高いなぁと、半分、絶望してたっけ。
今思えば、当然といえば当然で、当時は文法とリーディングしか、勉強してなかったもの。
TOEFLで点数が取れるわけなかった。

以来、17年経った。
じゃぁ、今、点数が簡単にとれるか、と言えば、無理でした。理由は以下の通り。
まだ結果は出てないけどね。言い訳は3つくらい、すぐ出るけど。


年がら、PCモニタを見続けると、目の疲労が半端ない。もはや、半分つぶってた。
だから、リーディングの途中で、ぼんやりしちゃう。


年がら、集中力が続かない。
だから、リスニングのお話途中でぼんやり。


年がら、興味のない話は、脳が受け付けない。
だから、リーディングの話やリスニングの話の内容には、たいてい興味がないので、ぼんやり。


要するに、必死さが足りないだけだ。
正直、スピーキングやライティングのほうが気楽だ。
年がら、口から出まかせは、意外に得意だからだ。
軽口は、仕事で鍛えた。

以下、記憶を辿って、詳細を書いてみる。



◆本番の手続き詳細◆(どの会場でも同じかどうかは不明)

会場到着

会場入口の扉の前で待つ(Registration Codeの番号で、会場のどの教室か、振り分られる場合がある)

所定時間が来ると、入場

手続き開始

並び順に入室。その順で席に座る

誓約書が留められたバインダーを取る(受け取る)

受付の部屋の所定の席に座る

誓約書への記入
①書面にある「I agree...」をそのまま、下の空欄書き写す。

②アルファベットで、名前を書く(ex. Taro Yamada)

③署名サインを書く  (サインを決めてないのであれば何でも。私の知り合いに、本名がwilliamで通称ビルのくせに、サインを「・・・龍」って感じ書く米人がいた。辰年生まれだという理由で・・・)

④日付を書く  (January 4th, 2015  とか。 間違えるなよ、1st, 2nd, 3rd, 4th, 5th...)

⑤出身国で受験であるかどうかに、Yes/Noのどちらかをチェックする(外国の方のいるので)

セキュリティーチェックを受ける(セキュリティーチェック後に、トイレ退出不可という指令が出る)
衣服のポケットの中を空にする必要がある。
パスポートをみせる。

このときに、耳栓の持込を申告する。(単色の耳栓のみ保持可能)
腕時計、持ち込み不可。外してバッグへしまう。
携帯電話等は、電源OFF必須。(もし試験中に鳴ったら、失格なんだろう。バイブも避けたい)

試験室の入り口に入る

写真撮影(不細工すぎて泣ける)
パスポートチェック

試験室内の座席へ誘導される

着席後、試験前の準備画面の開始
(準備画面は自宅で受験可能なオンラインテストと同じ)
(できれば、この辺りの確認作業はさっさと終えて、早く試験を開始すべきところと、個人的に思う)

音量とマイクのテスト
音声の調整は、ウィンドウの右上の調節メーターではなく、
ヘッドフォンのコードにある調節ボタンの場合があるので注意。
また、マイクは、ノートPC本体ではなく、ヘッドセットの左側から、
口元へ延びるタイプのものがあるので注意。

音声ガイドにしたがって、マイクテスト。マイクに向かって喋る。
周囲の人は、「I live in Japan」とか「I live in Tokyo」を連呼していた。なるほど、と思った。
これに頭使う必要は全くないのだ。

リーディング試験開始

3問60分、一問を20分目安ね。

リスニング試験開始

動物行動学⇒興味なし
植物の生態比較⇒興味なし
・・・・・ぼんやり、もはや覚えていない
・・・・・ぼんやり。あれ、今何問目だっけか・・・
・・・・・ぼんやりzzz
音楽⇒米国のラグタイムとその時代について。なかなか良い内容だ!

10分間の休憩
ここで、私は、なにしろ一番初めに休憩だったので、挙手して、係員を呼んだ。
パスポートと、お茶と缶コーヒーとバナナだけ持って退出。
同じフロアから出ないように指示される。
トイレに行き、ストレッチをして、最初の手続きをした部屋に戻る。
バナナを食べて、缶コーヒーとペットボトルのお茶を飲む。
再入室の際に、パスポートを見せる。
セキュリティーチェックをされる。

試験室に再入場

ウィンドウ上で、10分の休憩時間が計測されている。残り2分だった。
休憩時間がゼロになったので、係員を呼ぶ。
係員がパスワードを入力する。
スピーキング試験の開始。

マイクのテストが再度あった。
私も負けじと、さきほど学習した「I live in Tokyo」を連呼。

一番最初だったので、まだ静かな中で、スピーキングするのは、かなり抵抗があった。
周囲の人には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。とはいえ仕方ない。
ただ、マイクはインカムのタイプだったので、やさしく喋っても全く問題ない感じ。

だんだん、スピーキング試験を開始する人が増えてきて、集中はだいぶ削がれる。

ライティング試験開始。

時間終了と同時に、手を挙げる。

配布されていた鉛筆とメモ用紙、机上のパスポート、ならびに、所持品を全て持って、退出。


◆用意したい持ち物◆
ID (パスポートが面倒がないのでベター)

Registration Code (TOEFLのmy account ページをスマホで表示するか、そのページを印刷するか、あるいは、自分のメールアカウントに、my order を送り、それを表示するとか)

単色の耳栓(あったほうが、少しでも騒音をシャットアウトできる)

飲み物と軽食(10分間の休憩時間に、リフレッシュできる)


◆本番の注意点◆

①本番の試験は、リスニングでのヘッドフォンからの音漏れ、スピーキングの声で、めちゃくちゃうるさい。正直、あんな騒々しい試験は初めてだった。

②テスト開始の順番は手続き順なので、手続き開始時間の30分前には到着したい。
開始を早めることで、他人の音漏れやスピーキングにより、リーディング試験で集中を妨げられることを回避できる。


◆本番の感想◆

私は横浜(アー*ンスクエア)で試験を受けた。
この会場は、建物外部からの騒音が殆どない、という意味では、非常に良いかと思う。
9:30開始(試験開始は10時)のところ、会場到着は8:50分で、1番目。
手続きが遅いと、やたらと待たされると聞いていたので。

私がリスニングを終えるころに、やっと試験を開始する人もいた。
この人は、私が、ライティングの2問目を終えて最後の見直しをしていたころに、やっと10分の休憩。
つまり、受付の順番によって、2時間近く、開始時間がずれることになるのかな。
ただ、会場到着自体も遅い人だったのかもしれない。
逆に考えると、受付の締切ギリギリで、最も最後に試験を開始するっていうのも、一つの手なのかな。

私は一度しか受験していないので、遅くに手続きすると、どう感じるかは分からない。
ただ、リーディングやリスニングの最中に、周囲の多くがスピーキングを行っている環境は、あまり有利とは言えないだろう。
まして、試験場の席は、通常の教室とほとんど変わらない。
左右の人とは、紙の間仕切りを置いてあるだけ。
前方の人のPCは丸見えなので、どのセクションを作業しているのかは、一目瞭然。

腕時計や目薬も、許可されない。
許されたのは、単色の耳栓だけ。
ヘッドフォンを着用するが、重ねて着用する耳栓を用意したほうがいいだろう。多少は効くと思う。

なにしろ、狭い教室で何十人もが、同時に英語を喋っている。
私にとっては、異様としか思えなかった。まるで田舎の田んぼの蛙の合唱のようだった。

普通、試験問題を練習するときは、静かな環境で行うと思う。
自宅とか、図書館とか、公民館とか。

本番はしかし、全く逆だ。むしろ、非常に騒々しい。
隣で、不意に、日本人が英語を発音し出す。瞬時に集中は妨げられる。

したがって、いかにして、テストに集中するか、これが、本番での課題だと思う。

一度だけと考えている受験者は、覚悟が必要だ。
多人数が、狭い空間で同時に喋る試験なんて、そんなに多くはないだろうから。

一度きりの受験では、ただでさえ、試験にうまく入れないかもしれない。
リーディングは、読んでも読んでも上の空、みたいな状態になるときも往々にしてある。
そのうえ、隣の人にスピーキングなどされたら最後、投げ出して帰りたくなる。私なら無理だ。

したがって、本領発揮するには、苦しいけれども、2,3回は受験する必要があるかと思う。
あの試験雰囲気では、本領発揮できない人が大勢いると思う。
スピーキングがやたら声高な人も結構いる。隣だったら首絞めてたかもしれん・・・

受験者の多くは若い人で、たぶん米国留学のためだろう。
私も昔、ピチピチだったし、夢に向かって受験した。

試験自体は、実際の言語運用という観点から、ずいぶんと改善されたのだろう。
リーディングは、大学の科目履修のアサインメントで必須な能力だ。
リスニングは、授業を理解するための必須な能力だ。
スピーキングだって、そうだ。
ライティングも、タームペーパーを書くのに必須の能力だ。

試験を受けながら、大学時代をじーんと思い出したくらいだ。

今回受験して、TOEFLがいかに、大学の授業に必須の試験か、よく分かる。

しかし、上から目線で一言だけ言ってみる。
というのも、私のように、昔のTOEFLと、今のTOEFL iBTを、
両方、受験したことのある人は、なかなかいないかもしれないからだ。

試験はずいぶん変わって、良くなった。
受験形態が変わったのだから、試験環境も、必要に応じて変わるべきだ。
しかし、実際には、受験者のための試験環境は、ほとんど変化していないのではないか。

TOEFLは、ある点数をクリアして満足するような試験じゃない。

TOEFLは、留学の出発点だ。そして、留学生活が成功するかどうかは、
入った学校で決まるわけじゃない。留学してからの過ごし方のほうが、重要だ。

だからこそ、良い点数を採らせ、選択肢が多くなって、自分が望んだ良い学校に行って欲しい。

日本から海外へと羽ばたこうとする、若き精鋭達が、一生懸命、試験に取り組んでいる。

だから私は言いたい。ただでさえ敷居の高そうなTOEFLだ。試験料も高い。

日本の未来の一端を担う、輝かしい若者達の足を引っ張らないように、もう少し、試験会場の改善など、してほしい。

少しでも、いい点数を取らせてあげるよう、なんとかならないものか。